千里阪急ホテルの歩み｜千里阪急ホテル Finale フィナーレ

The History of Senri Hankyu Hotel

− 千里阪急ホテルの歩み −

森と街のつなぎ目。
そこは、繁栄を象徴する「街」から、
人々が愛する
「自然」へとつづく玄関。

日本万国博覧会「大阪万博」が開催された1970年、千里阪急ホテル開業。
カーブを描く128室の客室棟とグリル・バー、コーヒーショップ、
そして当時はまだ大変めずらしいプールを持つリゾートホテルとしてスタート
しました。オレンジ色の大屋根、白い壁で織りなすヨーロッパスタイルの外観。
万博開催中には世界各国の賓客、パビリオンアテンダーをお迎えしました。
また千里中央エリアは、商業施設・文化施設・オフィス・会議場を備えた、
千里サンタウン（千里中央地区センター）としてまちびらきを行い、
ホテルもその一つとして千里に新しい時代の風を吹き込みました。

北摂・千里の地は豊かな自然に包まれた場所。
千里阪急ホテルは緑豊かな木々や草花、その地に訪れる野鳥など美しい自然環境をそのまま守り景色に溶け込むようなホテルであることを目指しました。
その土地に生息していた種の木々を植樹、広大な敷地に７つのガーデンを設け、
館内の装飾も同様に「千里の自然」をモチーフにデザインされました。

ホテルを設計したのは、アイビースクエアや倉敷市庁舎を手掛けた日本を代表する
建築家・浦辺鎮太郎氏率いる浦辺建築事務所。（現：株式会社浦辺設計）
彼の愛弟子である松村慶三氏が大事にしたことは
クラフトのあたたかさやここを訪れる人の心地よさを追求した
「人間らしいぬくもりが伝わる建築」でした。

吹きガラスで作られた照明、土練器で一つずつ切り出したタイル。
大屋根は自然な焼き色を活かしたタイルで濃淡をつけ
階段の手すりは人が握ったときの感触を大切に、
何度も削り出し試作を重ねました。
それは、機械によるスピード・大量生産ができる現在では再現できない
当時ならではの技術が息づく建築的価値を生み出しています。

大阪万博を機に大阪の交通網は整備され、千里の地はニュータウンとして発展しました。
千里阪急ホテルは、進化を続ける街の中にありながら、豊かな自然に触れることができる場所として、皆様に親しまれてきました。

千里阪急ホテルの歴史

1970昭和45年3月

千里阪急ホテル開業（客室128室、レストラン営業開始）

1970年、国内初開催の万国博覧会「大阪万博」と同時期に開業。
緩やかなカーブを描く全128室の客室棟とグリル・バー、コーヒーショップ、プールを持つリゾートホテルとしてにぎわいを見せました。
万博開催中は世界各国の賓客、パビリオンアテンダーを多数もてなしました。

大阪北の玄関口となる、リゾートホテル。
地元北摂の住人の社交場として、また北摂の玄関口として大変便利な立地は多くのお客様をお迎えしました。

＜ボナージュ鉄板焼コーナー＞

1976昭和51年4月

東館完成

1976年、「このホテルで結婚式ができないか？」というお客様の声を受けて、宴会場棟を増築。
当初から北摂の豊かな自然と調和する「緑が見える結婚式場」をコンセプトに、各会場にガーデンを有する宴会場が誕生しました。
大きな三面窓を備えた仙寿の間（のちに樹林の間に名称変更）と、葵、紅梅の3つの会場に加え、神前式場、写真室、控室が併設されました。