remm 眠りのデザイン

MAIL MAGAZINE Vol.1 2023

時の経過に抗わない。
90年前の建物の様子を今に伝えるプロジェクト

京橋にほど近い東京メトロ銀座一丁目駅。この駅の7番出口を出て、銀座中央通りを挟んで二筋進んだところに、築90年強の古いビルがある。アート好きにはおなじみの奥野ビルだ。1932(昭和7)年に建てられた際の名称は、銀座アパートメント。関東大震災後に竣工したため、地震に強い鉄筋コンクリート造の建物として、当時は大変高級なアパートだったという。
左右を新しいビルに挟まれた奥野ビルの外壁は焦げ茶のタイルで覆われている。そして1階アンティークショップ前は、いつも常緑樹の葉っぱが風でそよそよと揺れている。奥野ビルはもともと6階建てで7階が増築部分。右隣の新しいビルは5階建てなのに、奥野ビルと同じ高さだ。昔の人は身長が低かったせいか、奥野ビルの天井も高さがない。
このビルは現在66の有名ギャラリーやショップ、個人事務所が入居している。歴史ある建物ながら内装は現代風のテナントが多い中、1室だけ90年前の面影を残している部屋がある。それが306号室だ。
306号室はもともと「スダ美容室」という洒落たサロンだった。竣工後まもなく須田芳子さんが入居して、美容院を開業。開戦、終戦、戦後の復興を経験し、昭和60年に美容室を廃業した。彼女はそのまま306号室に住み続け、2008年冬、100歳で逝去した。
須田さんの遺品整理後、修繕の手が加えられる前にこの部屋を借り受け、有志の会員たちで維持しているのが「銀座奥野ビル306号室プロジェクト」だ。ここでは企画展示が多く行われ、私が伺ったときは3ヵ月に一度、数日開かれる「実験展」だった。漫画家の根本敬ら4名が未完成の作品などを展示していた。
壁備え付けのサロンのテーブルと窓枠は木製のエメラルドグリーン、橙色の床は温かみがあってモダンだ。ペンキや壁紙は朽ちて剥落している。時間の経過に抗わないのは、今はこの部屋だけだ。
306号室は開室日が決まっているため、興味を持った人は「銀座奥野ビル306号室プロジェクト」のサイトで調べてほしい。木造りの手すりを触りながら階段をのぼって、帰りは手動開閉式のエレベーターに乗るのもいい。スクラップ&ビルドの激しい銀座で、きっと昭和初期のダイナミズムが感じられるはずだ。

ライター/横山由希路

レム日比谷 カフェ&ダイニング アーチ 日比谷 ホテルのカードキーご提示いただきますとお食事のセットメニューが 15時以降 10%OFF

おすすめ宿泊プラン

レム東京京橋

レムオリジナル・サーモステンレスボトル付きプラン

オリジナルのサーモステンレスボトルは真空の2重構造になっているため、温度をしっかりとキープしてくれます。お仕事の合間やお出かけでひと休みされる時にお好きなお飲み物を温かい状態でお召し上がりいただけます!レムのロゴがワンポイントで入ったスタイリッシュなデザインで軽くて持ち歩きやすいサイズです。マイボトルでその日の気分に合った飲み物を飲んで、素敵な1日を送ってみてはいかがでしょうか。

期間
通年プラン

会員の方はこちら 一般の方はこちら

レム鹿児島

【連泊×食事なし】ご滞在のニーズに合わせて
2泊以上でお得な連泊プラン

通常よりお得に宿泊できたり(連泊割引)、ゆっくりと滞在が楽しめる連泊プランはいかがでしょうか。出張・休暇をとっての家族旅行などなど長期滞在する方にもぴったりです。

期間
通年プラン

※お車でお越しの際は、駐車場がホテル裏側にありわかりづらい為、予め公式WEBサイトでご確認の上お越しください。

会員の方はこちら 一般の方はこちら

レムプラス銀座

クリニクラウン応援プラン

ご宿泊代の一部(1名様あたり500円)を、阪急阪神グループで推進するゆめ・まちプロジェクトと合わせて合計1000円を特定非営利法人日本クリニクラウン協会へ寄付いたします。クリニクラウンとは、小児病棟へ赤い鼻がトレードマークの臨床道化師が豊かなコミュニケーションと愉快な遊びを通じてこどもの幸せに貢献します。こどもたちが笑顔になれる時間を一緒に届けませんか。

期間
通年プラン

会員の方はこちら 一般の方はこちら

レムプラス神戸三宮

【上質な眠り×食事なし】~快眠~ remmスタンダードプラン

レムのコンセプトは「上質な眠り」。 やま、さかみち、みなとにつつまれた神戸の空に浮かぶ寝室で、上質な眠り、心地よい目覚めの空間を提供いたします。レムオリジナルベッド「シルキーレム」、天井から降り注ぐレインシャワー、マッサージチェアが心地よい眠りと休息をサポートいたします。

期間
通年プラン

※日ごとに料金が異なります

会員の方はこちら 一般の方はこちら

レム日比谷

レイトチェックアウトプラン

通常12時のチェックアウトのお時間をさらに14時までゆったりお過ごしいただけるレイトチェックアウトプランをご用意いたしました。ご出張やご観劇の翌日のお疲れを癒したい方にもおすすめのプランです。

期間
2023年3月31日(金)まで

会員の方はこちら 一般の方はこちら

“フェイスブック レム公式アカウント”を始めました!
レムプラス銀座
〒104-0061 東京都中央区銀座八丁目11番11号 phone 03-6866-0606
レムプラス神戸三宮
〒650-0001 兵庫県神戸市中央区加納町4丁目2番1号 phone 078-571-0606
レム東京京橋
〒104-0031 東京都中央区京橋二丁目6番21号 phone 03-6843-0606
レム日比谷
〒100-0006 東京都千代田区有楽町一丁目2番1号 phone 03-3507-0606
レム秋葉原
〒101-0025 東京都千代田区神田佐久間町一丁目6番5号 phone 03-3254-0606
レム六本木
〒106-0032 東京都港区六本木七丁目14番4号 phone 03-6863-0606
レム新大阪
〒532-0003 大阪府大阪市淀川区宮原一丁目1番1号 phone 06-7668-0606
レム鹿児島
〒892-0842 鹿児島県鹿児島市東千石町1番32号 phone 099-224-0606
  • ・このメールは、レムアンケートにお答えいただきメールマガジン配信を承諾されたお客様のみ配信しております。
  • 【発行元】 レム Mail News 編集チーム

© Copyright Hankyu-Hanshin-Daiichi Hotel Group, all Rights Reserved