大阪新阪急ホテルのレストラン配属からスタートし、その後宿泊部門へ異動。フロントやロビーサービスを担当しました。入社のきっかけは「かっこいいドアマンになりたい」という純粋な憧れでした。当時はホテルを訪れるお客様を直接お迎えする現場の仕事に、とにかくやりがいを感じていました。
入社3年目に東京へ異動。マーケティング部のインバウンド推進セクションで、多言語化対応や英語版SNSの開設・運用を担当。日比谷公園や東京タワーへ写真を撮りに行き、投稿文も自ら作成していました。その後、全ホテルの口コミを分析・共有する業務を通じ、現場とは違う角度からホテルを支える経験を積みました。
2022年にホテル開発部へ異動。新規ホテルの開業計画や既存ホテルの改装、設備の維持更新などを担当しています。2025年にはアシスタントマネージャーに昇格。まったく未知の分野への挑戦でしたが、知れば知るほど奥が深く、今では「ホテルをつくる」というこの仕事に、これまでのキャリアで一番の面白さを感じています。
現在の仕事は、新規開業案件の進捗管理や既存ホテルの改装、基幹設備の維持更新など多岐にわたります。基本設計の打ち合わせから参加して、どんなレストランをつくり、どんな内装にするかを決めていく過程は、まさに「ホテルをつくり上げる」仕事そのもの。壁紙の選定やカーペットの厚みひとつとっても、ホテルの特性、ターゲットに合わせた専門知識が求められます。新しい知識の習得に奔走しつつも、設計士の方々と議論しながら吸収できるのは非常に刺激的で、やりがいを感じています。入社時には想像もしていなかった仕事ですが、楽しみながら働けています。
新規ホテルの開業も既存ホテルの改装も、まずは念入りに基本設計を行ってから作業を進めます。そんな基本設計の段階で活きているのが、入社当初のフロントスタッフとしての経験です。「ここに自動チェックイン機を置くなら、お客様の動線はこうなる」「スタッフはこういう動きをするから、カウンターはこの高さが使いやすい」といったリアルな経験値を、ホテル設計の業務に反映させることができています。
ただ空間をつくるだけでなく、そこで過ごすお客様や働くスタッフにとって快適な空間をつくることが、フロント経験のある私に務められる、開発部での役割だと感じます。
開発の仕事は、外部の業者の方との関わりが多く、さまざまな設備・建築に関する専門用語が飛び交う世界です。配属当初はわからないことだらけでしたが、それゆえに「なんでも知りたがる」姿勢を大切にしていました。知らない単語があれば即座に調べ、業者の方に質問して知識を蓄積する。そうして得た情報は、ほかの部署の方にも伝わるよう、図解も交えて「誰でもわかる説明」に変換して共有することを心がけています。こうして学んだ知識やノウハウを活かし、将来的には新たなホテルの開業の中心的な役割にも挑戦していきたいです。