記憶に残る一皿は、どのようにして生まれるのか?クロストークや1日密着動画を通じて、料理人たちの技術やこだわり、仕事の裏側にある想いに迫ります。
日々の厨房で何を感じ、どんな想いで料理と向き合っているのか。阪急阪神ホテルズで働くやりがいや魅力について、第一線で活躍するスタッフが本音で語り合いました。
Y.M
ドラマで見た料理人に憧れたことがきっかけでこの道に。宝塚歌劇の公演に合わせたユニークなメニュー開発で、お客様を楽しませている。
J.N
専門学校卒業後、ホテルそのものに惹かれ入社を決意。宴会調理で付け合わせを担当し、料理に自分なりの遊び心を加えることを楽しむ。
A.S
「手に職をつけたい」という想いから高校卒業後に入社。現在はホテル内のデザート全般を担う。育児と両立しながら活躍中。
S.M
インドネシア・バリ島出身。母国の両親の勧めをきっかけに日本料理を学ぶ。将来は母国で自身の日本料理店を開くのが夢。
T.I
高校時代のアルバイトをきっかけに、本格的な中国料理の世界へ。イレギュラーな業務にも柔軟に対応し、技術を磨く。
J.N
皆さんは、何がきっかけでこのホテルで働くことを選びましたか?僕は専門学校のインターンでいろいろな職場を見て、働く環境のきれいさとか福利厚生で決めました。ちょっとしたきっかけですけど(笑)。
T.I
いや、わかります。長く働くなら環境は大事ですよね。僕も高校時代は中華料理店でアルバイトしていて、料理は好きだったんですけど、食べたこともないようなホテルの本格的なコース料理をつくれるようになりたいなと思って、この世界に飛び込みました。
Y.M
僕はドラマに憧れて、イタリアンがやりたかったのがきっかけです。
A.S
あー!それ、調理の方でよく聞きます。
Y.M
ですよね(笑)。最初は宴会のフランス料理に配属されて戸惑いもありましたけど、同じ野菜でも切り方や調理法で見た目が劇的に変化する奥深さに、すっかり夢中になりましたね。
A.S
私は技術を身につけたくて高卒で入社したんです。調理経験もなかったんですけど、続けているうちに、この仕事が自分に合ってるな、天職だなって思うようになりました。
J.N
すごいですね!天職って思えるの、素敵です。
S.M
私の場合は、母国でレストランを経営している母に「日本料理は海外で人気があるから」と勧められたのがきっかけです。将来は、ここで学んだ経験を活かして、故郷のバリ島で本格的な日本料理のレストランを開くのが夢なんです。
おぉー!すごい!
Y.M
今の仕事の面白さで言うと、僕のところは宝塚大劇場なので、やっぱり特殊かもしれません。公演ごとにメニューを考えるんです。トップスターの好きな食べ物から発想したり、演目にちなんだネーミングを考えたり。
J.N
めちゃくちゃ大変そうですね…。
Y.M
そうですね(笑)。でも、お客様の反応がダイレクトに伝わるのがやりがいです。
A.S
私の所属しているホテル阪神だと、阪神タイガースのイベントで選手にちなんだ特別なケーキをつくったりしますよ。そういう特殊な仕事はやっぱり楽しいですよね。
T.I
それ阪神ならではですね!見てみたいです。僕の職場は日によって担当ポジションが変わるのが面白いところかな。前菜から鍋、点心の仕込みまでいろいろやるので、オールラウンドな技術が身につきます。
J.N
へぇー、毎日新鮮で面白そう!僕は宴会の付け合わせ(ガルニ)担当ですけど、シェフのメニューに沿いながらも、自分なりに工夫できる部分があるのが面白いです。
S.M
私はお客様の前で調理をするのが面白いです。宴会の屋台でお寿司を握ったり、天ぷらを揚げたり。今は魚をお造り用に切る練習をしていて、新しい技術を自分のものにしていく過程に成長を実感しています。
A.S
私は産休・育休を合わせて3年取得し、2人出産してから復帰しました。時短勤務で時間に制約があるなかでも、周りのスタッフが「後は任せて」と快く送り出してくれる。その理解があるから、仕事と育児を両立できています。
Y.M
僕にも子どもが2人いるのでわかります。学校行事などの際に気兼ねなく休みが取れるのは助かります。事前に職場に相談すれば、皆が協力してくれます。家族との時間を大切にできるのは、この会社の大きな魅力ですね。
S.M
周りの理解は本当に大きいですよね。私のような外国籍の社員にとっては、長期休暇を取得して帰国させてもらえたり、最初は言葉の壁があっても先輩たちが優しく教えてくれたり、すごく働きやすいです。最近は外国籍の仲間も増え、皆で支え合っています。
T.I
うんうん。キッチンでも、チームで協力する一体感がありますよね。手が空いたら他のポジションの準備を手伝うとか、常に周りを見て動くように教わってきました。
J.N
コロナ禍でいろいろな部署へヘルプに行ったとき、ホテル全体で支え合ってるんだなって実感しました。こういう働きやすい環境があるからこそ、良い料理がつくれるのかもしれませんね。
J.N
最後に、これから入ってくる後輩たちに、何か伝えたいことってありますか?僕は、時間を意識すること、かな。宴会調理は時間との戦いなので、常に時計を見る癖をつけることが大事だと思います。
T.I
たしかに。僕は、わからないことから逃げないこと、ですかね。そこで得た経験は、数年後に必ず自分の引き出しになりますから。
S.M
私は、とにかくメモを取ること。そして、遠慮せずに先輩に聞くことですね。一度教わったことを忘れないようにするのは、自分のためだけでなく、チームのためにもなります。
Y.M
うんうん。あと、仕事で失敗したときは、なぜそうなったのかを先輩にしっかり聞くことが大切です。「失敗したな」で終わらせず、理由を理解することで次につながります。報告・連絡・相談を徹底すれば、周りは必ずサポートしてくれます。
A.S
忘れないでほしいのは、その一皿がお客様の特別な時間をつくる、ということです。忙しいとつい忘れがちですが、「美味しい」と思ってもらいたい、その気持ちの積み重ねが、お客様の満足につながります。
本当にそうですね。それが一番大事なことかもしれません。